2000/06/13UP

役作り

年齢、性格、時代、生い立ち、職業、環境など、その役がどういう人間なのか脚本から読み取り設定する。脚本に書かれていない事については、演技者の自由である。その自由な部分が演技者の創造の部分であり、演技者なりの個性が発揮されるべきところである。ただし、決して脚本の設定から外れてはいけない。

「もっと自由にやらせてくれ」という初心者がいるが、多くのことを指定されるということは、その人の演技が脚本から逸脱しているということを意味している。演出者に文句を言う前によく脚本を読む必要がある。そして、納得いかなければディスカッションをしっかりするのがよろしい。

役作りの中で軽視されがちなのが生い立ちであるが、これが欠けてしまうとつまらないものになってしまう。兄弟が何人いて、自分が何番目なのか、両親はどういう人でどのような教育を受けてきたのか、どういう経験の持ち主なのか、こういうことはあまり脚本に書かれていない。それをどう創造するかが決め手となる。出来れば自分で作った役作りを紙に書いて、脚本と照らし合わせながら、演技プランを立てることが望ましい。

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